曲練習の仕方のはなし〜その1〜

・音楽のブログ

今回は曲の練習の仕方についてのはなしです。

一度も吹いたことのない曲をさらう場合を想定して、いつも僕がやっていることを書いてみます。

〜その1〜実際に音を出すまでのはなしです。

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吹く前のはなし

いきなりテンポで吹かない!!

とりあえず、これです。

新しい曲を練習し始める時に、とりあえずどんな感じかさらっとテンポで全部やってみる、ということをやってしまいがちですが、これは結構危険なことだと思っています。

これは僕自身の感覚ですが、今まで色々な曲をやってきて「その曲に触れて最初に吹いた音がずっと体に染み付く」という感覚があります。

本番に向けて色々な練習をして準備万端で本番を迎えたはずなのに、本番中何かのきっかけで頭が真っ白になった時に思わず「練習し初めの頃によく間違えていた音」を吹いてしまうという経験が何度もあります。

メカニズムはよく分かりませんが、「あんなに練習した連符なのに本番だけ変な音を吹いてしまった」「ゆっくりなメロディーなのになぜか全然違う音を吹いてしまった」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

そういうもったいないミスをなくすためにも「曲の練習しはじめ」を大切にしてみて下さい。

楽譜をよく見るはなし

まず楽譜を手に入れたら、よく隅々まで読んでみましょう。楽譜には音符の他にもたくさんのことが書かれています。

音を出す前にたくさんの情報を事前に理解しておいた方が、行き当たりばったりな練習にならないのでお得ですよ。

具体的に僕がいつも最初にチェックするのは、

  • 曲の調性
  • 転調 (転調する場所、○調→○調に変わるのか)
  • 速度の表記 (Allegro、Moderato、accel. 、rit. など)
  • 表現の表記 (espressivo、dolce、cresc. 、dim. など)
  • 場面の区切れ目 (なんとなくここらへんかな程度)
  • 特殊奏法の有無 (フラジオ、重音、スラップタンギングなど) (あれば演奏方法の確認)
  • 曲の中で音量の表記が一番大きい箇所と一番小さい箇所

大体こんな感じです。

極端な話、楽譜に書いてある指示をきちんと理解して演奏に反映させれば、作曲家の意図した音楽は出来上がります。

逆を言うと楽譜に書かれていることを無視してしまうと、作曲家が考えていた理想の音楽から離れていってしまうとも言えます。(極論です)

もちろんそこに演奏家自身の解釈やアプローチが加わることでさらに演奏は深まっていきますが、大前提として一度は楽譜に書かれていることを全て理解する必要があると思います。

楽譜をリズムで歌うはなし

ここまできて、やっと音符に目を向けます。

全く演奏を聞いたことがない曲の場合は特にリズムを注意深く読むようにしています。

聞いたことはある、という曲でも思っていたリズム、譜割りじゃない、ってなることもあるので必ずこのステップを踏んでいます。

最初に間違えたリズムで覚えてしまうのを防ぐためです。

練習方法ですが、僕がいつもやっている方法は

  • クラシックの場合 → 指揮を振りながらリズムを歌う
  • ポップスの場合 → 手を叩きながらリズムを歌う

です。

特にクラシックの場合の「指揮を振りながら」というのを強くお勧めします。

より拍子感を持って曲のリズムを理解するためにとても効果的です。

手を叩く方法をとる場合も、拍子感を意識しながらやると効果的です。

ポップスの曲の場合は拍子感ももちろんですが、テンポの点に対する反応を大事に演奏しているので、指揮より手を叩く方法をとっています。(メトロノームを使っても良いと思います)

ちなみに歌う時は音程はつけなくて良いと思います。

僕は音感が全くと言っていいほど無く(笑)、楽譜を見てその音を歌うことができないので「ラーララー」って感じで歌っています。

もちろん楽譜を見て普通にその音で歌える方はそれでも良いかなと思いますが、ここではリズムを掴むことが目的なので、無理に音程をつけて歌う必要はないと思います。

ここまでやって初めて実際に楽器で吹いていきます。

この先の話は次回の、「曲練習の仕方のはなし〜その2〜」でお話しします。

それではまた。

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