サクソフォンのド#は曲者。

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今回は「ド#」のはなし。

サクソフォンを吹いている方はきっとみんなが苦労する「ド#」(実音E)。

そうです。真ん中の「ド#」です。何にも押さなくても出る音です。

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開放の音。良くも悪くも独特の音色。

サクソフォンの真ん中の「ド#」はいわゆる開放音(何もキイを抑えずに吹くと出る音)です。

サクソフォンを含め木管楽器はキイを抑えてトーンホール(楽器にあいている穴)を塞ぐことで管の長さを変えて音階を作り出しています。

たくさんのキイを押してたくさんのトーンホールを塞ぐとそれだけ管が伸びるので、楽器全体が振動して豊かな響きを出すことができます。

ただ、逆を言えば塞ぐ数が減ると管が短くなり、楽器全体を響かせるのが難しくなります。

それが開放の「ド#」の難しさにつながっているのかなと思います。

乾いた音色で素朴な響きが特徴的ですよね。うまく使えばとても魅力的な音ですがコントロールが難しい。

そんな音です。

実はいろんな運指で出せるのでバリエーションはかなり豊富。

おそらくサクソフォンで出せる音の中でもかなり運指のパターンが多い方なのではないでしょうか。

つまり、その場面や雰囲気、役割に合わせて色々な音色を選んで演奏に使うことができるのです。

これは他の音にはない魅力です✨

パターン別に例を挙げて解説していきます。

① 通常の開放運指

教本等に載っているのはこの運指。一番普通。楽器の種類にもよるが、音程が低くなりやすい。

② 開放だと音程が低い、響きが暗いと感じる時

①の運指だと音程が低い、響きがぶら下がって暗いと感じるときは「Tcキイ」を押すと改善される場合があります。ハーモニーの中で音程が低くならないでほしいときや、メロディの中で出てくる時も使う場面があります。

③ オクターブキイを押した音とのつながりをよくしたい時

下記のようなメロディーの中での「ド#」を開放で吹くと周りの隣の「レ」との音色の差が顕著に出てしまいます。

こういう時は開放ではなく以下の「レ」に近い運指を使うことで、音の質感、響きが揃って滑らかにつなげることができます。

「ミ」「ファ」「ファ#」「ソ」も同様に。

同様に「ミ」〜「ソ」「ド#」を滑らかに繋げたい時には「ド#」を下図の運指で演奏する方法が有効です。

フレーズの吹きはじめに使うのもアリ。

下図のようなフレーズの時は吹きはじめにも有効です。

④ 一応これもあり

下図のようなとても速いパッセージの中だとたまにこの運指を使うこともあります。(ごくごく稀にです)

ソプラニーノの時は例外でこの運指をかなり多用しています。普通に伸ばす時にこの指にすることもあります。(音質を揃える、音程を整えるため)

前後の流れや全体の響きを見て最適な音色、音程、響きのものを選ぶ

色々な運指がある「ド#」ですが、その場面に最適な運指を使えばとっても魅力的な音であることもまた然り。

ぜひ今回紹介した運指を覚えて場面に応じて使い分けられるようにしてみると良いと思います👍

こだわるにはもってこいの音だと思うので、いろいろ試してみると良いかもしれません✨

こんな運指もあるぜ、っていうのがあればコメントで教えていただけると嬉しいです。

それではまた〜。

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