TSO第四回定期でした🎷

・コンサートレポート

先日1月13日(金)に渋谷にて東京サクソフォーンオーケストラ(TSO)の第四回定期演奏会が行われました。

今回はそのコンサートの話を✨

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今回ももちろんソプラニーノ✨

今回はTSOとしての定期演奏会4回目。今回もソプラニーノサクソフォンを吹きました。

東名阪ツアーなんかもやりましたが、定期はやはり痺れるコンサートとなりました。

今回はツアーの名古屋、大阪公演では演奏したものの東京公演では演奏できなかった『ジークフリート牧歌』(R.ワーグナー)を演奏したほか、新編曲の作品を4曲演奏しました。

ソプラニーノパートの主観的な感想を一曲ずつ書いてみます👍

前半はシュトラウス、エルガー、ワーグナー

◆『こうもり序曲』/ヨハン・シュトラウス2世

オープニングはヨハン・シュトラウス2世の『こうもり序曲』

オープニングらしい颯爽とした名曲です。

ソプラニーノ的ポイントは、中間部のテーマのソロ(オーケストラだとオーボエソロ)。

ソプラニーノというとやはりソプラノより高いハイトーンを補強するというイメージが強いかと思いますが、いつもTSOのために編曲してくださる庄司燦さんはソプラニーノの中音域、低音域を効果的に使ってくださいます。とはいえソプラニーノの中音域、低音域はピッチが取りづらく開いた響きの、薄い音になりやすいので、色々試行錯誤して吹きました。(ソロの直前に数ミリマウスピースを差してピッチをあげました)

◆『弦楽セレナード』/エドワード・エルガー

ソプラニーノ的には今回のプログラムの中では比較的、易(優)しい曲でした。笑

過去にチャイコフスキー、ドヴォルザークの弦楽セレナードを演奏しましたが、その二つと並んで「3大弦楽セレナード」と呼ばれるエルガーのセレナード。

浮遊感のある素朴なメロディーが素敵な1楽章(アレグロ・ピアチェボーレ)、跳躍が美しい魅力的な旋律を特徴とする2楽章(ラルゲット)、湧き上がるような旋律が繰り返される3楽章(アレグレット)からなる作品です。

ソプラニーノ的ポイントは、やはり音色。弦楽器作品を演奏する時は特に発音やヴィブラートに気を遣っています。楽器の特性上、直線的な音色になりやすいので息の使い方と噛む強さを調節しながら演奏しています。あとはオクターブでのピッチに注意してうまく乗っかれるように心がけています。

◆『ジークフリート牧歌』/リヒャルト・ワーグナー

こちらは一昨年の一昨年の〔3大都市ツアー〕(名古屋ー大阪ー東京)でも取り上げ、名古屋と大阪で演奏しました。

プログラムの関係で東京公演では演奏しなかったのですが、東京でもやりたい、ということで今回の演奏が実現しました。

ワーグナーらしいテーマの使い方や展開が魅力的な名曲です。元々も大きな編成の作品ではなく少人数の室内オーケストラでも演奏可能な作品ということもあり繊細な表現が求められる作品です。

ソプラニーノ的ポイントは、エルガー作品と似ていますが、浮き上がる音色、混ざる音色、うっすら乗る音色を使い分けるという点。大勢のメロディーに対してオーボエのパートを演奏する際はやや音の角を立てるような感覚で存在感を出しています。ユニゾンでメロディーを吹くときやハーモニーの一部になるときは混ざるような太い音色を意識しています。一人だけオクターブ上でなんかやってる時は音の芯を全体の響きの芯と揃えるように意識してうっすらと聞こえるように吹いています。(全体の響きの上で爪先立ちしているような感覚です(分かりづらい))

後半はソロパートとして黛作品とカルメン。

◆『シンフォニック・ムード』/黛 敏郎

TSOはいつも邦人作品を取り上げますが今回は黛敏郎作品を。

異国感漂う響きやリズムが魅力的な作品で、非常にサクソフォンオーケストラにマッチする作品だと思います。ただ、ひたすらに難しかったです(ソプラニーノに限らず全員w)

ソプラニーノ的ポイント、というか意識していたのは「全体の響きの一番上でキラキラ感、ギラギラ感をいい感じに出す」ということです。

楽譜が難しかったので最初はそれどころではありませんでしたが(笑)、リハを重ねるうちにこの辺にいるといい感じかな、という場所が掴めてきたような感覚がありました。

ソロパートなので単独でのフレーズを演奏している場面も多いのですが、トゥッティで演奏しているときはオリジナル編成のピッコロやヴァイオリンのパートの最高音域を一人で吹いている場面も多々あったので効果的な響きを作れるように意識して吹いてみました。

◆歌劇『カルメン』より/ジョルジュ・ビゼー

今回のコンサートのメインプログラムは『カルメン』。

一般的よく演奏される組曲ではなくオペラからの抜粋(12曲)の新編曲版の初演となりました。(Sn.×1、Sop.×3、Alto×3、Ten.×3、Bari.×をソロパートとして配置)

数あるクラシック音楽の中でも有名で人気のある作品で、馴染みのあるメロディーが多い『カルメン』。熱量MAXの情熱的な演奏となりました。

ソプラニーノ的ポイントはこの曲はたくさんありました。

ピッコロのソロ、フルートのソロ、オーボエのソロなど盛りだくさん。それぞれの楽器の特徴に合わせて吹き方をこだわるのは楽しかったです✨ソロソプラノ1stとのデュオセットで吹く場面も多かったですがソプラノの津島くんがスーパーだったので身を任せておりました笑

個人的には第一幕の第2番「行進曲と子供たちの合唱」と「アラゴネーズ」のソロがお気に入りです。

行進曲ではピッコロのデュオを。ソプラニーノにぴったりな音域とキャラクターだったのではないかと思います。アラゴネーズでは冒頭のオーボエのソロを。これもソプラニーノが一番オーボエ風な音が出る音域だったのでより似せられるように吹いてみました。

各ソロの皆様の熱演にもエネルギーをもらいつつ熱狂の中終えることができました🔥

何気にアンコールが結構緊張しました笑

◆Enc.1『富士山』/文部省唱歌

一曲目のアンコールは『富士山』。

こちらも新編曲版。曲自体はシンプルですがアレンジでさらにドラマチックに生まれ変わっておりました。

シンプルなメロディーを吹くのが一番難しいと痛感しました。(ソプラニーノだと特に。笑)

◆Enc.2『タヒチ・トロット』/ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

ダブルアンコールは「タヒチ・トロット」。

原曲《2人でお茶を》を、大勢の男たちで盛大に演奏しました。

これまた結構緊張しました。

ソロもありオクターブユニゾンもあり、と結構神経を使う曲でしたが『シンフォニック・ムード』『カルメン』を乗り越えた解放感で一番気持ちに余裕を持って吹けました笑(録音聞いても一番伸び伸び吹いてました笑)

次回もお楽しみに✨

今回もさらにソプラニーノを楽しめる本番となりました。

写真はスーパーなソプラノパートのみなさまと✨

ソプラノパートのみなさまと

ソプラニーノはまだまだ奥が深い楽器だと思うので、さらに良い演奏ができるよう研究します👍

次回以降も激アツなコンサートになること間違いなしですので、ぜひ会場でこの熱を体感していただけたら嬉しいです🔥

さて来週は福岡でのリサイタル🔥こちらも頑張ります🎷(詳細はこちら)

それではまた〜。

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