ソプラニーノサクソフォンのはなし〜後編〜

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前回の記事に続いて後編です。

リードのはなし

ソプラニーノサクソフォン用のリードも、もちろん販売されています。

定番の【 Vandoren Traditional 】もありますが、2、3、4という展開で2 1/2 や 3 1/2 といった番号はありません。

僕もはじめはTraditionalの3を使っていましたが、少し軽く感じてきて、もう少し抵抗感が欲しいと思って4を試したらきつくて吹けませんでした。

そこで試したのがE♭クラリネットのリードです。

リードの幅や長さがソプラニーノのマウスピースにも合うので代用できるんです。

(B♭クラリネットのリードでも幅は合いますが長すぎるので切る必要があります)

E♭クラリネットのリードには2 1/2 や 3 1/2といった型番もあるので、より自分に合うリードに出会えると思います。

僕は、これまで

  • Vandoren Traditional 3 (ソプラニーノ用)
  • Vandoren V12 3 1/2 (E♭クラリネット用)
  • Vandoren Traditional 3 1/2 (E♭クラリネット用)

と使ってきて、今もE♭クラリネット用のTraditional3 1/2を使っています。

何よりソプラニーノ用のリード楽器屋さんでほとんど見かけませんE♭クラリネット用のリードの方が店頭にラインナップされている可能性が高いので、その点でもお勧めします。

唇のケアとアンブシュアについて

ここはとても大事なはなしです。

サクソフォンは基本的に下唇を下の歯に巻いて演奏します。

サクソフォンを吹いている方は経験があると思いますが、長時間吹いていると下唇の裏に歯の跡がついてしまうことも少なくありません、、、。

アルトよりソプラノ、ソプラノよりソプラニーノといったように、高い音の楽器になるにつれて口を締める圧力が上がっていくので、それに伴って下唇への負担も増えていくのです。

もちろん練習時間を短くして唇を痛める前に練習を終われればいいのですが、それができないこともありますので、ケアの仕方やアンブシュアについてお話ししてみます。

唇のケアについて

長い練習や繰り返しの合奏練習をこなしていると、練習が終わる頃には下唇が腫れてしまっていることもあります。僕が実際にやっているケアをご紹介しますので気になることはぜひ試してみてください。

練習後はまず外側から冷やしています。(冷たい飲み物のペットボトルなどで押さえる、ハンカチなどを濡らして当てる、など)

冷やすことで腫れがひどくなるのを防ぎます。

もう一点、とても気をつけていることをお話しします。

演奏後の下唇の裏は歯形がついたりして、でこぼこになっていると思います。

そのでこぼこしたところを歯で噛んでしまったり引っ張ってしまったりすると、切れてしまう危険があります。

切れてしまうと余計に腫れて、いつものアンブシュアで吹けなくなってしまったり、口に力が入らなくなってしまったり、何よりなかなか治らずに痛くて練習に集中できなくなってしまいますので注意しましょう。

そして一番大切なのはよく寝ることです!

体の治癒には寝るのが一番です👍

アンブシュアについて

前述したように唇のケアはとても大事ですが、きちんとケアしていても連日の練習になってくるとダメージは蓄積されていきます。前日の練習でできてしまった腫れや痛みが次の日の練習までに元の状態に戻ることは考えにくいです。

そんな中でも演奏のクオリティを落とさないために僕がやっていることは、

[ アンブシュアをいくつか持っておく ]ということです。

具体的にいうと、僕の場合は下唇の巻き具合を変えて、歯が当たる位置を3ヶ所使い分けながら吹いています。

  1. 下唇を浅く巻く[ハイトーン](サイドキーの最高音域を吹く時に使う)
  2. 下唇を中くらい巻く[基本](中音域〜高音域を吹くとき使う)
  3. 下唇を深く巻く[中、低音域や弱い音](トゥッティなどで中音域や低音域を吹くとき使う)

こんな感じです。

1、のポジションはここぞというハイトーン(サイドキーあたりの最高音域〜フラジオ音域)やメロディー、ソロを吹くときに使います。下唇のクッションが一番薄いので、最も繊細にリードの振動を感じることができるため音を外しにくいです。音域に関わらず音程やビブラートのコントロールはしやすいですが、耐久力は一番低く一番痛いです。

基本的には常に2、のポジションで吹いています。最低音域から高音域がコントロールしやすいポジションです。(最高音域も吹けなくはないですが精度に欠けます)

3、のポジションはちょっと楽に吹きたい時のいわば[温存ポジション]といった感じです。

頻繁には使いませんがトゥッティの中で中音域を吹く際に使うことが多いです。ある程度高い音や低い音はこのポジションではコントロールしづらいので、限られた中、低音域のみで使っています。下唇のクッションが分厚くなるので負担は一番少ないです。

連日の練習を何時間も1つのアンブシュアでこなしていた時は、結局本番の日に唇がボロボロで肝心の本番で満足に吹けないことが多かったです。

ぜひ試してみてください✨

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変え指のはなし

ここまで書いてきたようにソプラニーノサクソフォンには独特の難しさがたくさんあります。

そんな中で演奏のクオリティを上げるために替え指を使うことも多いです。

よく使う替え指

通常の運指では納得のいく音程や音色が出せないことがあります。僕が常に使っている替え指を紹介します。(楽器やセッティングによっては効果的でない場合もあります)

  • 高いラとラ♯(実音CとC♯)5のキイ(右手中指)を足す」(音程補正)
  • 高いシ(実音D)4と5のキイ(右手人差し指と中指)を足す」(音程補正)
  • 中音域のド♯(解放の音、実音E)Tc(トリルCキイ)を足す」(音程補正)
  • 中音域のド♯「低音域のド♯にOctキイを足した運指」で吹く(音色が気になる場合)
  • 高音域のド♯〜レ♯(実音E〜F♯)5と6のキイ(右手中指薬指)を足す」(音程補正+当たりやすくなる)

多用しているのはこんな感じです。

試してみてくださいね✨

ちなみに過去にはまだありませんが、ソプラニーノのレッスンも受け付けておりますので、学生の方でもアマチュアの方でもお待ちしております👍

ちなみにソプラニーノサックスを使った演奏の動画があるのでぜひ見てみてください🐵

それではまた✨

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