今回はサックスの音の跳躍について。
普段、基礎練習で音階(スケール)練習をやっている方は多いと思いますが、曲では大きく音が跳躍する場面は多いですよね。
メロディーをなめらかに演奏する上で非常に大事なポイントになってきます。
この記事ではそういった跳躍の箇所をスムーズに演奏するためのコツを3つのポイントに分けて解説します☝️
- 音のイメージをきちんと持とう
- 指を動かすスピードを意識しよう
- 息の使い方をマスターしよう
それでは各項目ごとに解説していきます✨
【コツ①】音のイメージをきちんと持とう
まずはテクニックというよりはソルフェージュ的な部分です。
サックスはトランペット、ホルン、といった金管楽器と違って、ひとつの運指で出る音は基本的に一つです。
特に意識をしなくても指が合っていれば決まった音が出ます。
ただ、きちんと音のイメージができているかどうかで音の当たりやすさ、ピッチ、スムーズにつながるかどうかが変わってきます。
ここをトレーニングする方法として特に有効なのが「実際に声で歌う」ということです。
何の音から何の音に飛ぶのか、というのを体で感じることが大切です。
歌ってみると「思ったより高くイメージしないと合わない」「思い切って高くイメージすると高くなりすぎてしまう」といった自分のイメージと実際に出る声のギャップを確認できます。
ここをきちんと修正して、正しい音程のイメージを持つのがとても大切です。
ピアノやキーボードな度を使って正確な音程を歌えるように練習してみましょう。
以下で紹介するテクニック練習をする時も、この音程のイメージを忘れないようにするのが大切です👍
【コツ②】指を動かすスピードを意識しよう
ここからはテクニックの解説です。まずは指について。
結構よくあるのですが、跳躍がうまくいかない原因の一つとして
「指を動かすスピードが遅い」という点があります。
意外と見落としがちですがかなり大事なポイントです。
跳躍する時はたくさんの指が一気に動くことが多いですよね。
この指の切り替えをできるだけスピーディに行えるように意識してみてください✨
ゆっくり確認しながら「この指が一番大きく動く」「この指が遅れやすい」といったポイントをきちんと理解しましょう。
息のコントロールがうまくいっていても指の動きが遅いとうまくいかないことがあるので見直してみると良いと思います👍
【コツ③】息の使い方をマスターしよう
跳躍をマスターする上で僕が最も大切だと思っているポイントです☝️
例えば下記のような跳躍がある場合。
まずは下のミの音を良い響きで伸ばします。一度、間を開けて上のミの音を同じように良い響きで伸ばします。
おそらくこの時点で、それぞれの音を良い音で出すために必要な「息の方向」「息のスピード」「アンブシュアを締める強さ」が微妙に違うことを感じられるのではないでしょうか。
この違いをきちんと把握して音が変わる瞬間に指と同時に切り替えることが大切です。
下のミの音が豊かな響きで鳴らせるポイントで、そのまま指を上のミに変えるだけではベストな響きは得られず、結果的に「音が当たらない」「音が細い」「ピッチがぶら下がる」といった症状につながります。(逆も然り)
丁寧にそれぞれの音がいい音で鳴るベストなポイントを探して、そのポイントに正確に移れるように繰り返し練習しましょう。
指&息&アンブシュア、をできるだけスピーディにその音に最も適したポイントに移せるか、が非常に重要です。
跳躍をマスターしてメロディをなめらかに演奏しよう👍
今回の内容をマスターするとさまざまなメロディがなめらかに演奏できるようになります。
「跳躍」と一言で言ってもその幅はさまざまです。常にその音が一番よいう響きになるポイントを意識しながら練習することで、自然と口や指の動きはスムーズで素早くなっていきます。
曲を練習していて、跳躍がうまくいかない時はそこだけを取り出して一つずつきちんとマスターしていきましょう👍
今後も【サックスのコツ】を発信していくのでぜひ参考にしてみてくださいね✨
それではまた〜。
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