音源を「聴く」はなし

・音楽のブログ

今回は、曲に取り組む際に音源を聴くことについてのはなしです。

賛否両論あるはなしだとは思いますが、

結論から言うと、僕自身は「聴く」派です。

ただもちろん色々なことを踏まえて「聴く」派ですので、そのはなしをしてみたいと思います。

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「聞く」と「聴く」

冒頭で僕自身は音源を「聴く」派だと言いましたが、

「聞く」ではなく「聴く」だと言うことがとても重要です。

どちらも「きく」ですが意味が違います。

「聞く」は「音や声が耳に入る」といった意味、

「聴く」は「理解しようとすすんで耳を傾ける」と言う意味があります。

違いは「意識の差」で「聴く」の方がより積極的なニュアンスがあります。

演奏をより良いものにしていく上でCDや動画で音源を「きく」時は

ぜひ「聴く」ことをお勧めします。

音源で何を「聴く」のか

僕自身も新しい曲に取り組む際に音源をきいて勉強することは多々あります。

「巨匠」と呼ばれるようなレジェンドの演奏も聴きますし、今現在大活躍中の演奏家の方の演奏も聴きます。

そういう時に何を意識して聴いているか、ということなのですが

演奏を「そのまま真似する」ということはほぼありません。

僕が一番意識しているのは「なぜそう吹いているのか疑問を持ちながら聴く」ということです。

もちろん色々考えた結果、音源の演奏家と同じような吹き方になることもあります。

例えば「楽譜上には特に指示がないのにテンポを遅くしている」という箇所があったとします。

これを聴いた時に「この人が遅くしてるから遅くしよう」となるのはあまり良くないと思っています。

まず「なぜここで遅くしてるんだ、、?」という疑問が生まれます。

そしてあらゆる方向からその部分を読み込んでいきます。

「その後のフレーズに丁寧に入るため」「転調の前で印象的な和声進行だから」「テクニック的に難しいから」など、色々な要因が考えられます。

そういう点をよく考えるのが大切です。

仮に「ここで大事な和音が出てきて、転調しながら場面が変わるから遅くしてるのか」という自分なりの結論が出たとします。そうすればその箇所で遅くすることへの「自信」や、その表現の「説得力」が増すかなと思います。

そういう疑問の種はもちろん楽譜を読み込むだけでも見つかることはありますが、他の演奏家の方の演奏を聴いて「そういう考え方もあるか」とか「そう吹くのはあまり効果的ではないような、、、」といった、自分では考えなかったような表現を感じることができます。

ひとつひとつの箇所できちんと自分の考えを持つことでより自信を持って演奏できるようになると思うので、音源を「聴く」ことはメリットの方が多いかなと思います。

もちろん「ただ真似する」のはあまり効果的でないと思います。

有名な曲で慣例的にこう表現するのが当たり前、みたいなことに出くわすことが多々ありますが、例えそうだとしてもそこに「なぜ?」という気持ちを持つことが大切だと思います。

演奏の中で「なんとなく」という要素が多すぎると、表現は一辺倒になり魅力的でなくなってしまうと思います。

自信を持っているからこその深い表現があると思っているので、音源の聴き方にはとても気をつけています。

もちろん特に深いことを考えずに「この人すげ〜〜〜」ってなることもめっちゃありますけどね笑

勉強のために音源を「聴く」際はぜひ色々な思考を巡らせて聴いてみてくださいね👂

それではまた。

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