休憩のはなし

・音楽のブログ

前回までは基礎練習や曲練習の仕方について色々お話ししましたが(読んでいない方はぜひそちらから読んでみてください👍)、今回は休憩についてお話ししたいと思います。

色々な技術を習得したり、音楽の解釈をするために練習に取り組む時間と同じくらい休憩する時間も大切だと思っています。

今回はそんなはなしをしてみます。

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練習中の休憩のはなし

「基礎練習のはなし」の記事の中で、3時間の練習時間があったら「スケール1時間、エチュード1時間、曲1時間」という配分で練習する、と書きましたが、実際は3時間ぶっ通しで練習しているわけではありません。

適度な休憩を挟むことで、より練習を効率よくすることができると思っています。

「何分練習したら何分休憩するのが良い」という書き方をよく見かけますが、僕個人としては無理に時間を決める必要は無いと思います。

というのも、調子や集中力練習していることの難易度全体の練習時間は、日によって違うからです。

脳は何もしていない時(休ませている時)に情報や記憶を整理しているので、その性質を理解してベストなタイミングで休憩をとってあげると、テクニックも表現もうまく身に付いていくと考えています。

それを踏まえて、僕の考えをお話しします。

休憩の取り方

速いパッセージや難しい跳躍、特殊奏法などのテクニックを練習しているときは、短く分けて1部分ずつ数分の休憩を取ります。

テクニック練習をしているときは、テンポの中で正確に指が動いているか音のムラは無いか正しいツボに当たっているか指の力は抜けているか、など細かいところにかなり集中しているので、脳もフル稼働しています。

例をあげて説明してみます。

( 例 ) [ A.B.C.D.E という5つの部分からなるパッセージを1時間で練習する場合 ]

僕はこんな感じで考えています。

【 ① 良いパターン

  1. A を10分練習
  2. 2分休憩
  3. B を10分練習
  4. 2分休憩
  5. C を10分練習
  6. 2分休憩
  7. D を10分練習
  8. 2分休憩
  9. E を10分練習
  10. 2分休憩

【 ② あまり良くないパターン

  1. A.B.C を続けて30分練習
  2. 5分休憩
  3. D.E を続けて20分練習
  4. 5分休憩

【 ③ 多分なかなか吹けるようにならないパターン

  1. A.B.C.D.E を続けて50分練習
  2. 10分休憩

こんな感じです。(分数ではなくどのタイミングで休憩するかが大切)

練習中(楽器を吹いている時)は練習を正しくこなすために脳が動いており、休憩している時はその情報を整理したり記憶するために脳が動いていると考えると、なぜ②、③のパターンがあまり良くないかは分かっていただけると思います。

イメージとしては、一箇所ずつきちんと脳に記憶させる時間をとる、という感じです。

僕は②のパターンで練習してしまうと、A.B.Dはおそらくうまく記憶に定着しません。

僕の場合は確実に①のパターンで練習した方がきちんと吹けようになります。

そして一番大切なことは、休憩に入る前に「きちんと吹けた」、と自分が納得しているかどうかです。

毎回休憩に入る前に「自信を持って吹けたといえる」という感覚になっていれば、その感覚を脳が記憶し、難しい部分への苦手意識も減って自信を持って演奏できるようになります。

たくさん練習したのに本番でその部分が近づいてくると不安になってしまう、という人は「練習の時点でいかに自信をつけるか」をよく考えてみましょう。

よくない休憩の仕方

良い休憩の取り方があれば、良くない休憩の取り方もあります。

それは「吹けないっ!」「無理っ!」「難しいっ!」という状態で、上手くいっていないのに、休憩に入ってしまうということです。

僕は絶対に絶対に絶対に「きちんと吹けた!」と納得した状態で休憩に入るようにしています。(笑)

中途半端な出来で休憩に入ってしまうと、その状態を脳が記憶してしまいます。

僕の場合はかなり顕著にその感覚があります。

速いテンポで吹けない場合は、テンポを「納得できる出来で吹けるテンポ」に落とせば良いのです。

何がなんでも「きちんと吹けた」という状態で休憩に入ることが大切です。

自分なりのルーティンを作ってみる

ここまで書いたことは、僕自身が10年近く色々な方法を試してみた結果であり、僕に最適な方法です。読んでくださっているみなさま全員が、この方法で効率よく技術を習得できるかは分かりません。(もちろん試してみるのはアリです)

「意識的に、意図を持って休憩する」というのがポイントだと思います。

ぜひ色々試して自分に最適なルーティンを見つけてみてください✨

僕は「疲れたから休憩」する、ということはあまりないです。あくまで「脳の休憩」という感覚で休憩をとっています。

(休憩中は動画見たり、ゲームしたり色々です。楽器、曲のことを考えないのがコツ)

「疲れた〜」と思ったらもうそこでその日は練習をやめます(笑)

基本的に疲れている状態では集中力があがらず、休憩云々以前にそもそもの練習自体が上手くいかなくなるからです。

こまめに脳を休憩させながら練習すれば「疲れた〜」となるまでの時間も伸びるような気がします👍

楽器を吹かない日のはなし

僕は一週間に1日程度全く楽器を吹かない日があります。

前日に集中して濃い練習ができたな、という感覚がある時が多いです。

絶対に毎日楽器を吹かなければいけないわけではないので、たまには1秒も楽器のことを考えない日もあっていいかなと思っています。

僕はそういう日は1日中ゲームしてるか、サッカーを見ています(笑)🎮⚽️

(✨音楽家のゲーム仲間、サッカー仲間は随時募集しています✨)

練習する日、完全にオフな日を区別することで、練習する日の集中力も上がると思います。

やる気が出ない日に無理に練習してあんまり吹けないから練習をやめる、というのも結果的には自分にとってマイナスになってしまうこともあるので、そういう時は思い切って休むのもありかと👍

次回は本番が近づいてきた時の過ごし方について話してみようと思います。

それではまた。

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