今回はおすすめリードについて。
- 種類によって何が違うか分からない、、
- どれが自分に合っているのかわからない、、、
- 吹奏楽に向いてるのはどれ??
という疑問をお持ちの方は多いと思います。
もちろんいろいろなリードを試して自分に合うものを見つけるのが良いですが、現在販売されているリードの種類はとても多く、全て試すには時間もお金もかなり多く必要になってしまいます。
今回は僕が今まで使ってきたリードの中で、特におすすめの3種類をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
【おすすめリード①】Vandoren Traditional
まず1つ目のおすすめリードは「Vandoren(ヴァンドレン)」というメーカーから出ている「Traditional(トラディショナル)」というシリーズです。
通称「青箱(あおばこ)」と呼ばれる超定番シリーズで、クラシックやポップスなど様々なジャンルに対応できる非常に汎用性の高いリードです。
ジャンル | 耐久力 | 吹きごこち | 音色 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
クラシックやポップスなど全般(吹奏楽、ソロなど) | 高い | 反応が良く、程よい抵抗感 | クリアで澄んだ音色 | ★★★ |
一枚一枚の耐久力も高くコシのあるリードです。非常にクリアな発音ができ、まとまった澄んだ音色が特徴です。
使い始めはやや抵抗感が強く感じるかもしれませんが、使っていくと馴染んでいき状態は安定します。
どのリードがいいかわからない方はまずこのリードを2 1/2か3を試すことをおすすめします。同じ番号のリードでも個体差があるので、3〜5枚くらいを試すと良いと思います👍
吹奏楽部で吹いているという方はクラシックもポップスも演奏する機会があると思いますが、どちらにも十分対応できるリードです✨
【おすすめリード②】Vandoren V12
2つ目のおすすめリードは同じく「Vandoren」から発売されている「V12」というシリーズです。
通称「銀箱(ぎんばこ)」と呼ばれるシリーズで、主にクラシック向けのリードです。「Traditional」よりヒールの部分が分厚くカットされており、やや抵抗感が強めなのが特徴です。
ジャンル | 耐久力 | 吹きごこち | 音色 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
主にクラシック(ポップスが吹けないわけではない) | 高い | やや抵抗感が強め、発音が鈍くなりやすい | 太い響きが特徴 | ★★ |
リード自体がややがっちりカットされているので抵抗が強く、より息の圧力、支えが必要になるリードです。ただその分しっかり鳴らせば豊かな響きを得ることができます。
初心者の方よりはある程度楽器を吹くことに慣れてきてから試すのが良いでしょう。
僕の感覚としては抵抗感は「青箱3」→「銀箱3」→「青箱3半」→「銀箱3半」というふうに重たくなっていると思うので「青箱3」は軽すぎるけど「青箱3半」は重い、と感じる方は一度「銀箱3」を試してみても良いかもしれません👍
息をしっかり受け止めてくれるので音が荒れたり開いたりはしにくいですが、アンブシュアや息の圧力が弱すぎると音がこもったり、「サーッ」という息のノイズが入ったりすることがあるので、吹いてみて重たいなと感じる方は無理せず青箱を使うことをおすすめします✨
バリトンで使っている人はあまり見かけませんがアルト、テナーのかたは一つの選択肢として試してみても良いと思います。
【おすすめリード③】D’Addario Reserve
3つ目は「D’Addario(ダダリオ)」というメーカーから出ている「Reserve(レゼルヴ)」というシリーズです。
おそらくVandorenリードの次にシェアの多いリードで、非常に軽やかで吹きやすいのが特徴です。
ジャンル | 耐久力 | 吹きごこち | 音色 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
クラシック | 普通 | スムーズに息が入るので吹きやすい | クリアで豊かな響き | ★★ |
1番の特徴は非常に優れたレスポンスの音の立ち上がりの良さです。息にしっかり反応してスッと音にしてくれる感覚があります。
新品の状態でも吹きやすくすぐに使うことができるのも魅力です。
僕も使っていた時期がありましたが、Vandorenリードに比べると一枚のリードの寿命はやや短いように感じます。
- Vandoren・・・初めやや重めだがしばらく吹くと状態が安定しその状態が長く続く
- D’Addario・・・初めから非常に状態が良いが、良い状態の期間はVandorenより短い
といった感覚があります。
ただ、吹きやすいリードであることは間違いないので、初心者の方にもおすすめできるリードです👍
そしてもう一つの強みが「3.0」と「3.5(Vandorenでいう3半)」の間に「3.0+」という番号があることです。より自分にあったリードを見つけられるのが良い点です👍
【重要!】リードの管理方法と使い方
ここまではおすすめのリードを紹介してきましたが、最後にリードの扱いについてお話ししようと思います。
気をつけるのは
1枚のリードを酷使しないようにする
これに限ります。
もちろん湿度の管理やケースなど色々ありますが、とりあえずこれを頭に置いておきましょう☝️
できれば5〜10枚のリードをローテーションしながら使いましょう。
一枚のリードに負担をかけ過ぎないようにすることがとても重要です。どんなにいいリードでも長く使うとバテてしまい、さらに酷使すると元の状態に戻らなくなってしまいます。
僕は普段練習では30分〜1時間でリードを変えながら練習するようにしています。そうすることでそれぞれのリードが少しづつ良い状態で安定するようになります。
ぜひリードのモデルも使い方も試してみてくださいね👍
それではまた〜。
コメント