今回は普段使っている楽器のはなしをしようと思います。
みなさまの何かの参考になれば嬉しいです🎷
アルトサクソフォンのはなし
中学生の時初めて手にした自分の楽器は
【 YANAGISAWAのA-992の銀メッキ 】
でした(1本目にしては攻めすぎ)。
なんでこれを選んだのかっていうところですが、当時めちゃめちゃ欲しかったカイルヴェルトのShadowが高かったので色が似ている銀メッキにしたというだけです。
受注生産ということだったので選定もせず電話で、これくださいって頼みました。今思えばだいぶ攻めたなと笑
それを中学2年くらいから高校2年くらいまで使って、本格的にレッスンに通うようになって、新しく
【 YAMAHA YAS-875EX 】(ゴールドラッカー)
に変えました。
銀座のヤマハですごい数の中から先生に選んでいただき大学卒業まで使っていました。
大学卒業して2年後くらいに
【 YAMAHA YAS-875EXG 】(ゴールドプレート)
を購入し、今もこれを使っています。
大学在学中からゴールドプレートはずっと欲しかったのですが、本数がなかなか無く決めきれずにいました。
そんなある日、当時銀座ヤマハに勤めていた友達になんとなく在庫を聞いたところ、あるプレイヤーさんが銀座で選定する関係で6本用意できるという奇跡的なタイミングを教えてもらえたんです、、!
これはここで選ばないと後悔する、と思いその場で選定を予約、一ヶ月後くらいに無事良い楽器に出会うことができました。
彷徨いに彷徨い、辿り着いたセッティングは現状こんな感じです。
- 楽器本体:YAMAHA YAS-875EXG
- ネック:YAMAHA V1
- マウスピース:Selmer S90 180
- リガチャー:ハリソンGP
- リード:Vandoren Traditional 3 1/2
- パッチ:YAMAHA 0.3mm
- ストラップ:ブレステイキング
マウスピースはコンセプトやVandorenのAP3も試しましたが、全音域通しての発音のしやすさ、音程の癖、リードの合わせやすさなど総合した結果180に戻ってきました。
こだわりの一つはネックをV1に変えているところでしょうか。
純正のG1より高音域の音がくっきりして、抜けのいい音になる感じがします。
ソプラノサクソフォンのはなし
【 YAMAHA YSS-875EXHG 】
今使っているこの楽器が1本目のソプラノです。
High Gのキイはあっても無くても良かったのですが、ついていないものも含めて選定した時に、この個体が一番いい音がしたので結果的にHigh Gキイ付きを買ったという感じです。
ただやはりF♯とGのトリルは超吹きやすいので気にいってます♪
SOU☆四重奏をはじめカルテットではソプラノを吹くことが多いのでセッティングはかなりいろいろ試行錯誤しましたがここに戻ってきた、という感じですね、、、www
基本的に軽い吹き心地が好きなのですが、曲目や季節に応じてリードは変えることも多々あります。
- 楽器本体:YAMAHA YSS-875EXHG
- ネック:YAMAHA G2R PGP(一般的なPGPより銅の割合がやや少ない。見た目はほぼGP)
- マウスピース:Selmer S90 180
- リガチャー:ハリソン GP
- リード:Vandoren Traditional 3 1/2 or 3
- パッチ:YAMAHA 0.3mm
- ストラップ:ブレステイキング
ソプラニーノサクソフォンのはなし
大学時代のサクソフォーンオーケストラで吹き始め、今は東京サクソフォーンオーケストラでソプラニーノサクソフォンを担当しております。
なかなかみなさま吹くことはないかと思いますし、使っている楽器は今もう販売されていないので、手に入らないかもしれないですが、一応聞いてください。
【 JINBAO JBSST-420L 】
リードで相当吹き心地と音色、音程のコントロールのしやすさが変わりますので、いろいろ試してみてください。
定番のVandorenからはソプラニーノ用のリードは2、3、4しかなく2 1/2、3 1/2 は無いので、代用できるE♭クラリネットのリードを試してみるのも良いと思います👍
楽器本体に関しては、Selmer、YANAGISAWA、などの大手メーカーからも出ております。
お金に余裕ができたら買いたいです。(ちっちゃいけどアルトより値段が高い場合もあります)
- 楽器本体:JINBAO JBSST-420L
- マウスピース:たぶん純正品
- リガチャー:たぶん純正品
- リード:Vandoren Traditional 3 1/2 (E♭クラリネット用)
- パッチ:NONAKA 0.2mm
- ストラップ:ブレステイキング
ソプラニーノサクソフォンについて詳しく書いた記事はこちら
セッティング選びのコツ
僕が全ての楽器に共通してセッティング(特にマウスピース)を選ぶときに一番優先していることは《全ての音域で狙ったタイミングでppの音を出せるかどうか》です。
初心者の方におすすめのマウスピースについてはこちら
もちろん単純な音色、鳴りの良さ、音のムラの少なさ、も気にしますが、小さい音が思い通りにコントロールできないものは絶対に選びません。
なんとなくかもしれませんが、経験上、弱音がコントロールしやすいマウスピースはそのほかの項目も比較的優れているものが多いように感じます。
クラシック作品を演奏する際に弱奏部分の表現に特にこだわっているのも理由の一つです。
そして最近は全ての楽器に共通して、パッチからの影響を強く感じています。
低音の発音、高音域やフラジオの当たりやすさ、弱音の出しやすさ、中音域の響きの量、全体的な抵抗感を変えたい、という時にパッチでかなり良いところにもっていけると感じています。
学生の時はなぜか「貼らないのが一番!」と思い込んでおり、リードやマウスピースで解決しようとしていたのですが、最近いろいろなメーカーのパッチを試して驚きました。
同じ厚さでもメーカーによって素材が違ったりするので、きっと自分にピッタリのものがあると思います。
ぜひ試してみてくださいね👍
ちなみに僕は今ケースにNONAKAの0.2mm、0.36mm、Vandorenの0.35mm、YAMAHAの0.2mm、0.3mmが常備されています。
次回はレッスンのはなしをしようかと思います。
こんな話が聞きたいってのがあればぜひコメントで教えてください✨
それではまた〜。
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